1959-02-02 第31回国会 衆議院 予算委員会 第2号
民主主義政治を進めていくということのために二大政党の対立、その二大政党の間において国会を中心として論議を尽し、そうして二大政党の間に政権を授受し、交代をしていくということは、これは憲政運営の常道でございまして、総理大臣もこの点は常に強調されておるところでございます。
民主主義政治を進めていくということのために二大政党の対立、その二大政党の間において国会を中心として論議を尽し、そうして二大政党の間に政権を授受し、交代をしていくということは、これは憲政運営の常道でございまして、総理大臣もこの点は常に強調されておるところでございます。
その政治的良心と信念に基き、一部財閥並びに党内派閥の圧力をはねのけて、衆議院を解散し、わが国憲政運営に筋を通すべきであると私は思うのであります。(拍手) 先日の施政方針の演説で、岸総理は、わが国憲政運用の問題に触れて、「二大政党が民主主義政治に対し明確な態度を示して、民主主義擁護の大道を進むことを期待する。
かくのごとき地位にある吉田総理が、議員の行動、並びに議員の活動に対して、束縛的意見の発表をせられることは、将来の憲政運営のために、吉田さんはいかなる所感を持つておられるか、われわれとしてぜひ聞いておきたい。だからこれは一番先にやらしてもらいたい。
それは、立憲政治によき慣例をつくり、憲政運営にレールを敷くことを畢生の念願としておられる吉田総理の義務でもあると考えます。
もし今度憲政運営の上において、第一党のものがイニシアをとる上において、その党の代表者たるものが首班指名の選に当らずして、党内の何人かを選定投票するというような惡例を残すことになると、社会党が第一党をとつた場合、社会党の片山委員長に投票しないで、特定の人間に投票するという結果になる。私は昨日から今日までの結果を見ておると、一向進捗しておらぬ。
本件は、去る一月二十四日、本委員会に付託になつたのでありまするが、その内容が國会議員を会期中に逮捕しようとするものでありまして、憲法並びに國会法において特別に保証されておりまする國会議員の身分に関する重大な事件であり、かつまた議会史上未だかつて見ない事例でもあり、今後の憲政運営上の先例ともなりますので、その取扱いについては、きわめて慎重の上にも慎重を期したのであります。